鉄フライパン完全マニュアル

調理器具

こんにちは、パパアニキです。

いきなりですが、皆さんはどんなフライパンを使っていますか?

僕はほぼ99% 鉄フライパン

をつかっています。

結構鉄フライパンのイメージって

・重くて扱い辛そう。
・油ならしとか意味分かんない
・食材がくっつきそう
・洗剤は使っちゃだめなんでしょ?

って思いませんか?

でもそれ、半分正解で半分は間違いです

とにかく大事なことは

しっかり熱すること!!!

これがほんとのほんとに大事です。
むしろこれがすべてかもしれません。

しっかり熱して油をひけばそこまでくっつきません。

後よくある、油がえし というワード

熱したフライパンに油を入れ全体になじませてからオイルポットに油をもどして・・・・

 正直いらないです。

 普通に熱したフライパンにテフロンフライパンで使う程度の油をしっかり全体に伸ばしてあげれば問題ありません。
僕は一度もオイルポットなんて使ったこともありませんし、熱した油は酸化しやすいため、その油を積極的に使うのはちょっと・・・と思ってしまいます。(単純に身体に良くない)

空焼きって必要?

よく鉄フライパンを買うとまずは空焼きをしてそのあと油を入れて全体になじませてからくず野菜をいためてから・・・
など儀式が必要になるのですが。

はっきりいってフライパンによって変わります。

空焼きが必要な鉄フライパンもありますし、いらない鉄フライパンもあります。

僕が使っているフライパンはリバーライトのフライパンと遠藤商事の鉄フライパンですが、リバーライトの方は空焼きと油ならし(もちろん買って最初だけおこなう)が必要でしたが、遠藤商事の業務用鉄フライパンはシリコン加工がされており空焼きや油ならしは必要ありませんでした。

なのでこれから鉄フライパンに興味をもったなら油ならしや空焼きが必要ないフライパンを選ぶのも一つの作戦かと思います。

どうやって使うの?

 最初にも伝えましたが、とにかく大事なのはよく熱することです。
よく鉄フライパンって

高温調理が得意とかで火力MAX!!!!


でいくイメージがありますが、

それはありません

せいぜい使うのは弱火~中火くらいです。
特に使う前にフライパンを熱する時には空焼きの状態になります。
この状態で火力MAXでいくと

フライパンが変形します。

ガスコンロのご家庭であればそこまで問題ないのですが、IHのようにフライパンの底のみが温まるものはIHとフライパンがしっかり密着していなければ反応も熱することもできません。
その為、フライパンの底面全体がまんべんなく温まるのではなく高温の部分と低温の部分ができてしまいます。
こうなると食材がくっついてしまうことに繋がってしまいます。
なのでしっかりフライパンを熱することは大事なのですが、必ず弱火から中火でじっくり(大体3~5分程度)は空焼きをしてください。

・弱火~中火でじっくり3~5分程度熱する。
・手をかざしてモワっと熱気を感じるぐらいまで熱する。
・特に底面しか温まらないIHはフライパンの変形が命取りなので注意すること。

油ってどれぐらい使えばいいの?

さて、フライパンが充分に温まったら今度は油をひいてきます。
よく見かけるのは、
おたま一杯分の油を入れて、しっかり全体になじませてから余分な油をオイルポットに戻して、次に調理に必要な油をいれて全体になじませる・・・・。
 
いや、油入れすぎじゃね?油使いすぎじゃね?やばくね?
 
って思いませんか?
僕はものすごく思いました。
 
僕は毎回テフロンフライパンで使用するぐらいの常識の範囲内の油をいれてそのままフライパンをくるくる動かして全体になじませています。
 
充分に熱したフライパンに油を入れるともくもくしっかり煙が出ます、そうなったら基本的には準備OKです。

食材を炒めよう

いよいよ炒めていきます。

ガンガンに熱したフライパンだぜ!!
食材たっぷり入れてガンガン素早く炒めていくぜ!!

やめましょう。

最初に話しましたが、鉄フライパンはフライパンがしっかり熱してあることが大事です。
いくら蓄熱性の高い鉄フライパンでも食材を沢山いれたらフライパンが一気に冷めてしまいます。

そうすると温度ムラができて食材がくっつきやすくなります、特に油の少ないたんぱく質系なんかは顕著です。以外にも野菜系はくっつきにくいです。

ガスコンロだと単純に食材を沢山入れたら火力を上げてあげれば火がフライパンの側面まで到達するため、フライパン全体が冷めないように調整がしやすいのですが、IHだと底面だけが熱されるためどうしても側面が熱しにくい為にフライパン全体も冷めやすいことになります。

そのため、食材を入れる量はフライパンぎちぎちになるぐらいは入れない方がいいです。
ある程度フライパンの中に余力があるぐらいが丁度いいです。

ステーキなんかを焼くときは問題ないのですが、炒め物みたいにフライパンの中をひっかきまわすよう焼く場合は食材が冷たいままフライパンの中を縦横無尽に動き回るためすぐに冷めてしまいます。なので特にお肉を焼くときは炒め物用のお肉でもフライパンに入れてからしばらく触らずに放置して少し焼き目をつけてからお肉を触ると比較的冷めにくいです。

食材を入れれば、フライパンの温度も必然的に下がってしまうため、多少火力を上げても空焼きの時ほど局所的に熱が集中するこもない為問題ないかと思います。(僕はそうしています)

・沢山の食材を一気にいれない。
・お肉を炒めるときは投入後少し放置し軽く焼き目がついたところで炒める。
・食材が入っている時はIHでも多少火力を上げても変形のリスクは減る。

どうやって洗えばいいの?

さてさて、調理が終わって片づけをしましょう。

スポンジに洗剤をつけてと・・・

おいおい!!正気かよ!!せっかく出来た酸化被膜が無くなっちまって今までの愛情込めて育てたふらパンが台無しだぜ!!!

ってよく聞きますよね?

半分正解で半分不正解です。

通常のお手入れとしては調理後のフライパンを水のみで濡らしたスポンジやたわしでゴシゴシ洗って終わりで問題ないのですが、稀にどーーーしても落ちない汚れや臭いがきつい時があります。
そんな時は容赦なく洗剤入りのスポンジで洗います。
洗剤を使わないで洗った後、フライパンを触ってザラザラしていてどうしても水だけでは落ちない時も洗剤を使います、ザラザラを残しておくと酸化被膜ではなくコゲができてしまい油なじみが悪くなってしまいますのでそんな時は容赦なく洗剤を使うことをおすすめします。

あと、忘れがちなのがフライパンの裏面と裏側面、持ち手の部分も意外と汚れています。そこは毎回洗剤付きのスポンジで洗って毎回清潔にしています。

保管の仕方

フライパンを洗い終わったらまた空焼きしてそのあとに錆びないように油をぬって・・・

油塗るとかやりません^^

洗った後に火にかけてるところまでは毎回します。

こうすることで鉄の大の苦手水分さんによる錆びを抑えられます。

正直、数か月単位で使わないとかなら油をひいた方がいいのかもしれませんが、日常的に使うのであれば洗った後に5分程度弱火で熱して水分をしっかり飛ばすだけで問題ありません。

僕もその方法で使っていますが錆びることはありません(2年ぐらい経過)

↑実際使用しているフライパン 
 ん~~~~かっこいい!

まとめ

だいたい鉄フライパンの基本的な扱い方は以上になります。

どうでしょう、思ったよりも簡単じゃないですか?

鉄フライパンの魅力はテフロンよりも躊躇なく金属ターナーでガシガシいけてコーティングがはがれる恐怖と闘わなくて済む僕にとってはかなり良いアイテムとなっています。

長く使えますし、使い続けて行くたびに傷や塗装も禿げてきて自分だけのオリジナルのフライパンに育て上げる楽しみがあり、調理道具であるのにもかかわらず経年変化を楽しめるかなり男心をくすぐる物だと思っています。(うちのカミさんは全く鉄フライパンの魅力はわかってもらえない…笑)

とにかく大事なのはよく熱すること、温度管理が大切になるので少し慣れるまでにコツが必要だったり、焦がしてしまうこともあります。

けど鉄フライパンでしか出せない素晴らしい焼き目がつけられて焼き物がおいしくなる魔法のアイテムだと思っていますので気になった方がいたらぜひ一本買ってみてはいかがでしょうか?

・とにかくよく熱する(弱火~中火で)
・一気に食材を入れない
・フライパンを洗ったときに汚れが残らないようにして落ちないなら石鹸を使って洗う
・洗い終わったら火にかけてしっかり水分を飛ばす(もちろん弱火~中火で)
今日はこれぐらいで、終わります!
また次の記事でお会いしましょう!! よい鉄フライパンライフを!!
 
 
 

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